世界も注目!インパクト無敗3冠へ、いざ始動

mikittysmile2005-09-20

2005年9月25日、ディープの無敗ストーリー新章の幕があく。衝撃的な強さで皐月賞・ダービーを圧勝したディープインパクトが、菊花賞で無敗3冠を射止めるために、負けられない神戸新聞杯。早くも海外からの熱い注目も浴び始めて、ワールドワイドな種牡馬争奪戦の噂も立ち上っているスーパーホースが、完璧な仕上がりで秋初戦に臨む。池江泰郎調教師、武豊騎手の手応えも十分に、あの“衝撃”よ、再び−。

圧倒的だった日本ダービー。5馬身差で頂点を極めたディープインパクトが、無敗3冠に向けて歴史に残る一歩を踏む出す。究極のダービーから約4カ月。夏の間は札幌競馬場で十分なオーバーホールを済ませ、完璧な姿で臨む秋初戦だ。

休養中はリズムを崩さないようにと放牧には出さず、変わらぬスタッフのもとで調整。19日朝の栗東TC。池江泰郎調教師の静かな口ぶりに“万全”の確信がジワリ滲んだ。「ダービー後は、神戸新聞杯を目標に逆算してやってきました。暑い夏を越すのはみんな苦労するが、何ひとつ狂いはなかった。手元に置いていたおかげで空白は一つもなく、順調にきたのが何よりです」

札幌滞在時には、ディープの姿を見るためだけに、追い切り日に多くのファンが詰めかけた。みんなが夢見るシンボリルドルフに次ぐ史上2頭目の無敗3冠。そのプレッシャーにも動じず、スタッフが丹念に仕上げ、19日朝も栗東DWコースで完璧なフットワークを披露。ラスト1ハロン13秒2で颯爽と駆け抜けた。「スーッと行っていたし、本当にいい感じです」。手綱を取った池江敏行助手も満足そうな笑顔だ。